開発者の想いを守る

「責任」と「やりがい」がある

知財管理部

知財管理部 T.Y

Q.現在の仕事内容は?

八光グループ全体の知的財産(特許や商標など)に関する業務に携わっており、主な内容は、電熱器事業部やメディカル事業部の「出願業務」と「調査業務」の2つです。「出願業務」では、製品開発の過程で生まれる新技術やアイデアの発掘から、それらを権利化するための特許庁への申請、権利取得後の維持管理までを担当し、技術の価値を守ります。「調査業務」では、他社の特許等の情報を調査し、自社開発部門への技術情報提供や他社とのトラブル回避を行います。

Q.仕事でやりがいを感じた瞬間は?

開発製品には、多くの人の熱い想いが込められています。私たち知財管理部は特許出願をする際に、開発者から発明の内容を直接ヒアリングし、その製品が求められる理由や、発明が生まれるまでの検討過程を知り、携わっている人たちの熱意に触れます。
そのような想いの詰まったアイデアを守り、技術の価値を法律で支えることができるのが「特許」です。
開発者の努力を形にし、その成果を守ることが、この仕事の最大の喜びです。

Q.仕事で苦労していることは?

特許には専門的な文章表現が多く、ポイントを押さえた読解や文章作成がある程度できるようになるまで苦労しました。
また、特許出願・調査業務では、当社の新技術や他社の技術を正確に理解することが求められます。案件ごとにその内容は様々で、経験の浅い分野では技術の把握に時間を要することもありますが、新しい知識を取り込む機会がとても多く、日々成長できる環境だと感じています。

Q.仕事で最も印象に残っていることは?

知財管理部に配属されて数カ月の頃、初めて医療機器の特許出願を担当しました。出願書類は、事業に有効な特許権が取れるよう、発明の権利範囲を文章化したり、発明の詳細な内容を他者が理解できるように記載する必要があります。開発者と打ち合わせを重ね、試行錯誤して発明を特許出願の形にできたときの達成感は今でも印象に残っています。
また、出願後に特許庁の審査に応答し、特許を取得できたときは、当社の技術の独自性が認められたことをとても嬉しく感じました。

Q.職場の雰囲気は?

知財管理部の業務は個人単位での仕事が多く、早い段階から一定の裁量権があり、個人の意見が反映されやすい風通しのよさが特徴です。また、少人数で構成されているため、部内で業務の進捗を随時共有し、丁寧なフィードバックを受けられます。
このように、自分の努力次第で業務の幅を広げたり、新しい挑戦をすることができる職場です。

Q.求職者の方に一言

就職活動で得られる情報だけでは、本当にその仕事が自分に合うかどうか判断するのはなかなか難しいものです。それでも、イメージと現実のギャップを出来るだけ小さくする努力をしておくと、就職後のやりがいや働きやすさにつながると思います。
これは求職者の方だけでなく、企業にとっても重要なことなので、例えば自分が就く可能性のある職種の方から直接話を聞く機会を設けてもらうなど、積極的に希望されると良いと思います。
また、様々な企業や職種を見ることで視野が広がり、予想もしなかった可能性に気づくこともあります。折角の機会ですので、ぜひ納得のいく就職活動をしてください。

ある1日のスケジュール

08:15

出社

ニュースを聞きながら車で出勤

08:25

始業

スケジュール確認、メール対応

09:00

権利化業務

特許出願書類の作成等。

11:00

事務仕事

特許年金管理や請求書の対応など。

11:50

昼食

社員食堂で定食メニューをとることが多いです。

12:30

打合せ

開発者への発明のヒアリングや、知財調査報告など。

15:00

特許調査

他社の特許を調査、報告書の作成など。

17:15

退社

基本的に定時退社ですが、急ぎの仕事があれば残業することもあります。

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